起業と経営の違いこんにちは、はやぶさです。

 

今日はちょっと厳し目の記事です(というか、いつも厳しい←)

 

というのも、Twitterなどをみてると、

  • 馬鹿でも起業できる!
  • 学歴がなくても起業できる!
  • こんな〇〇な僕でも起業できた

とか、そういった類の発信を見かけることが本当に多いです。

 

あなたも似たような発言を見かけたことはありませんか?

 

確かに、今の時代、インターネットが発達したことによって起業のハードルは昔と比べてグッと下がっています。

 

ひと昔前から「起業=従業員を雇って、店舗や工場を構える」といったイメージがあったかもしれませんが、今なら、それこそパソコン一台で店舗も構えず一人で起業できますよね。

 

ただ、だからと言って「誰でも起業できる」という発言には注意が必要。

 

起業の実態を知らなければ、「まじで!?俺でも起業できるかの!ウヒョー」と張り切ったはいいものの、後々に泣きを見ることにもなりかねません。

 

というわけで今回は「誰でも起業できる時代!」という主張の真の意味と気をつけるべきことを話します!

 

起業なんて誰でも今この瞬間にできる程度のもの

まず、大前提なのですが「起業」自体はそりゃ誰でもできます

 

なぜならば、税務署に行って開業届けでも出せばいいだけだからです。むしろ、開業届すら出さないパターンもあります。

 

(念のため補足。所得税法第229条に、「新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方」は「事業の開始等の事実があった日から1ヶ月以内」に開業届を提出しなければならないと書かれているので、どちらかといえば出した方がいいです)

 

となれば、

「うし!オラ起業するぞ!」

と宣言した時点で起業は完了。

 

自宅でも近所の公園でもいつでもどこでも起業できます。

 

 

ただ、当然ですが、目的は起業することそのもの、つまり、業を起こすことではありませんよね。

 

大事なのは、業を続けること。つまり、経営することです。

 

起業して経営を続けるために絶対に必要な唯一のこと

では、経営を続けるには何が必要なのか?

 

それが、とてつもなくシンプルすぎる答えですが、売上です。

 

売上(利益でもいいですが)が全てです。

 

どれだけ優秀なビジネスモデルがあろうが、品質の高い商品やサービスが企画できようが、ビジネスのアイデアがあろうが、売上なきビジネスは続きません。

 

そして、その売上をもたらしてくれるのは誰か?

 

そうです、お客さんです。

 

無事に起業できた人は、お客さんを見つけて、商品やサービスを売ったり、提供したりして、売上を上げ続けなければならないわけですよ。

 

そして、肝心の売上をあげるのには、主に

  • 作る(メーカー)
  • 売る(代理店、販売店など)
  • 提供する(サービス業など)

の3パターンがあります(もちろん、合わさったものもある)が、どれかができなければ売上は上がらず、結果として経営は続けられません。

 

いずれにせよ、そこには必ず売上をもたらしてくれるお客さんが必要

 

だから、集客とか教育とか販売とか提供とか、そういったものが経営する上で必須となるわけですね。

 

 

なので、話を起業に戻すと、起業するというのはただのスタートであって、誤解を恐れずに言えばそれ自体に大した価値はないのです。

 

受験や就職や結婚と同じです。大事なのは入学後の生活だし、入社後の仕事だし、結婚生活ですよね。

※「いやいや!結婚すること自体にも意味があるぞ!お前は愛に意味がないと言うのかo(`ω´ )o!!」という主張もあるかと思いますがw

 

 

僕は別に起業を否定するわけではありません

 

というか、むしろ起業する人が増えてほしい思ってます。

 

ただ、「起業すること=すごい!」という軽い気持ちで起業したら、後々に現実を見ることになって痛い目を見るので注意が必要ということを伝えたいんです。

 

繰り返しになりますが、必要なのは売上を上げ続けるために事業を経営を維持すること。

 

だからこそ、起業することよりも、学び、実践し続けるという経営が何百倍も重要なのです。

 

とは言え、経営することもそこまで難しくない

起業と経営の違い今回の内容を簡単にまとめると、ネット上の誰でも起業できるという甘い言葉に誘われて「起業する人」も多いけど、売上を上げ続けるためには「経営する人」にならなきゃなりません

 

僕はいつも思ってました。

  • 起業なんて簡単だよ!
  • 馬鹿でもできるよ!学歴がなくてもできるよ!
  • 誰でもできるよ!自由な暮らしがあるよ!不労所得だよ!

とかいう甘い謳い文句をいうような人らに、いつも憤りを感じてました。

 

「適当なこと言うんじゃねえよ」とずっと思ってました。

 

起業しても肝心の売上を上げ続けられるかは全くの別問題なのに、軽はずみな発言するなよと思ってました。

 

これは明らかに読み手を誤認させるような行為です。

 

いわば「起業は簡単=稼ぎ続けられる」と錯覚させているようなものであり、本当に罪深いことだとも感じてます。

 

だからこそ、誰かがはっきりと真実を伝えるべきです。

 

肝心なのは売上を上げ続けることであり、そのための学びと実践が重要だと。

 

 

とはいえ、ここまで言うと、「じゃあ、自分には起業は無理か・・・」という気持ちになってしまったかもしれませんが、起業して売上を上げ続けることも、めちゃくちゃ難しいわけではありません。

(※もちろん、昔ながらのやり方で、従業員を雇って店舗を構えてと言う話は別)

 

イメージとしては・・・

サラリーマンとして朝から版まで働いて、満員電車に週5で揺られて、取引先や上司に頭を下げ続けて、残業もして、土日も無給で出勤して、行きたくない飲み会にも参加させられて、という暮らしを数十年以上も続けたものの、給料はそこまで上がらず転勤も会社都合で日本中に異動させられ、むしろ景気の変動でリストラのリスクも高いこと

に比べたら、めちゃくちゃ楽です。

 

これは自信を持って断言できます。

 

僕自身も公務員として働いてた頃は、朝6時半に起きて、スーツに着替えて、満員電車で1時間かけて出勤して、家に帰って来るのは夜11時とか。

 

帰宅後にソファに横になって、ちょっとだけYouTubeを観て、シャワーをササッと浴びて、ベッドに倒れ込む。

 

たまに無理やり連れて行かれる飲み会では終電を逃し、深夜1時頃に帰宅することもあった。

 

そんな暮らしをやってました(今思えばどんだけ働いてんのよと思います^^;)。

 

 

が! ٩( ‘ω’ )و

 

それと比べたら、自宅でパソコン一台で起業して、ビジネスを経営して、売上を上げ続けられるように学び続けて、実践することは正直めちゃくちゃ簡単です。

 

現に、僕自身、今では一日に実働で3時間くらいしか働いていないですし、こうやってブログを書くのもライフワークになってるので、ストレスもほっとんどありません。

 

むしろ、知らないことを無くしたいので、一日中勉強していたいとすら思えてます。

 

ネットや書店や母校の大学の図書館でビジネスの情報を漁ったり、一日中業界のリサーチを続けることが趣味なくらいですw

 

もちろん、この生活が最初からできていたわけではないですし、実績も知識も経験も0で脱サラした起業後には、ほぼ無収入の時期も4ヶ月ほど続いてました。

 

それでも、常に学び続けて、自分の思考力を高め続けて、実践を繰り返した結果、今の生活があります

 

北海道という離島(笑)で妻と暮らしながら、セールスコピーライターとしても、有名な会社さんの元で様々な案件に携わることができてます。

 

 

なので、僕としては「起業なんてするな!」と言いたいわけではなくて・・・

 

「起業すること自体は誰でも今この瞬間にできます。ただ、起業後に売上を上げ続けるためには勉強も実践も必要です。

とはいえ、サラリーマンとして数十年間も消耗するよりも、今の時代に個人で経営することはずっとずっと簡単です。だから、しっかりと学び、実践し、世界を変えるくらいの熱い気持ちで起業しましょう!!」

 

と言うのが、今回伝えたかった結論になります。

 

起業に対しての正しい理解とイメージを持つことで、少しでもリスクを減らして起業し、ビジネスを継続できるようになります。

 

ぜひ、頭の片隅に置いていてくれたらなと思います^^

 

僕の理想とする世界は、誰もが自分の持てる潜在的な能力を最大限高めて、組織や誰かに依存することなく、自分の足で人生を歩き続けるようになる人が増えること。そして、そのスキルや専門性を社会のために活かして、より良い社会が作られることです。

 

そのためにも、自分の思考を鍛えて自己成長を続け、学び、実践を繰り返すことが必要。

そうすることで、自分の理想の人生を自由にデザインできて、何よりも、社会から必要とされ、貢献できる人材にもなれる

 

 

そんな想いで発信しています。

 

 

 

・・・と、最後は熱くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

はやぶさでした!