譲歩構文オタクのはやぶさです。

 

 

本日はみんな大好き譲歩構文について。

ライティングを極めていきたい一部のコアな方向けの記事です。

 

 

譲歩構文を使いこなせるようになるとマジで強いです。

 

ライティングスキルも数段上がるし、文章の説得力が爆上がりします。

 

悪魔の〇〇だとか成功者がひた隠しにしてきた禁断の〇〇とか、煽るような強い言葉や単語ももう使わなくていいです。

 

それでもって、読者の共感も得られるようになります。

 

その結果、読者との間に強い信頼関係が生まれます。

 

そうすれば、セールスの難易度が一気に下がって、簡単に商品が売れるようになります。

 

商品も売れるし「この人は自分を理解してくれている!」と思ってもらえるので、コアなファンになる確率も高いです。

 

その結果、リピーターになります、しかも喜んで。

 

さらに、頼んでもいないのに勝手に口コミを起こしてくれる。コアなファンなので、頼まなくても勝手にやってくれます。

 

そして、その口コミでやってきた人もまたまたファンになるので、さらに口コミが起こり・・・

 

 

という完全勝ちパターンの正のスパイラルに入るわけです。

 

それが、譲歩構文をマスターすることで起こります。

 

 

と、譲歩構文を使いこなす価値をお伝えしたので、「そもそも、譲歩構文ってなによ?」というところから、なぜ譲歩構文がすごいのか?について説明していきます。

 

そんじょそこらのレトリックやライティングテクニックとは段違いの神構文なので、情報発信など文章を書くビジネスをしていて説得力があり深みのある文章を書いていきたいのなら、ぜひご覧ください。

 

譲歩構文ってそもそもなに?

というわけで、まずは、そもそも譲歩構文とは何か?という説明からします。

 

譲歩構文とは「一般論や他の考えの存在を認めた上で、それとは異なる自分の伝えたい主張を伝える構文」のことを言います。

※ちなみに、じょうほこうぶんと読みます。

 

 

んー、やけに堅苦しいですね^^;

 

 

譲歩構文でよく使われている形としては、自分が主張したいことを述べる前に、

  • 「もちろん、~です。」
  • 「確かに、~という主張もあるかもしれない。」

みたいな感じに、自分の主張とは反対の意見をいったん受け入れることに使われることが多いですね。

 

簡単に言えば、いきなり自分の主張をわーわーと述べる前に、反対意見があることもしっかりと認めましょうよということ。

 

中学か高校で習ったと思いますが、英文法で言えば、It is true (that) ~, but … 的なあれです。

 

 

で、この譲歩構文の一体何がいいのか?

 

 

譲歩構文はただの一文章術の一つにしか思われてないのですが、使いこなすことによって冒頭にも述べた効果を発揮する神構文なんですよ。

 

というわけで、譲歩構文が神構文である理由は主に2つあるので1つずつ解説しましょう。

 

理由1:読み手の反論を事前に処理できるから

まず1つ目。読み手の反論を事前に封じることができるという点です。

 

ここでは例として「会社員よりも起業家のほうが良い」という主張を伝えたい文章と書くとしましょう。

 

この時に、この主張をそのまんま「会社員よりも起業家のほうが良いです!」と言ってしまうとどうなるか?

 

読者の脳内では、

  • 「いやいや、会社員にも良いところがあるだろ!」
  • 「誰でも起業して成功できるわけじゃないだろ!」
  • 「お前に会社員の何がわかるのよ??」

といった反論や反対意見が生まれる可能性があります。

 

もし、書き手に対する反論が生まれてしまえば、その後の文章を読んでもらえなくなったり、読んでもらっても主張に納得や共感をしてもらえなくなったり、「こいつの言うことは聞くに値しない」と思われる可能性が高くなるわけですよ。

 

 

では、どうすれば反論を事前に封じることができるのか?

 

 

そこで使うのが譲歩構文です。

 

 

上の例にある「会社員よりも起業家のほうが良いです!」という主張を譲歩構文を使って表わせば、

「確かに、会社員は安定していますし、起業したからといって全員が成功できるわけではありません。これは事実としてはあります。ただ、それでも、会社員なんて辞めて起業したほうがいいと私は思ってます。その理由は・・・」

という形になります。

 

 

主張する前に譲歩を使えば、読者からみれば「この人は会社員の良さや起業したら全員が成功できるわけでもないことをわかった上で主張してるんだな。よしじゃあ、その根拠を聞いてやろう」と聞く耳を維持しやすくなるわけです。

 

 

これは日常生活でもよくあることだと思います。

 

例えば、会社の先輩から「俺の教えたとおりに真似して仕事しろ!自己流はするな!」と一方的に言われたら「うるせぇ!命令すんな!」と思ってしまいがちじゃないですか(←経験あり)。

 

一方で、「確かに、自己流で試してみたくなるし、自己流のほうが成果が出そうにも思うよな。でも、まずは教えたとおりにやってみたらどうかな? なぜなら・・・」と譲歩されて言われたほうが反発は生まれにくいはずです。

 

 

と、このように譲歩構文を使うことで、読者の反論を事前に封じて、読む意欲が削がれることを防ぐ効果があります。

 

ちょっと話はそれますが、そもそもの話、セールスレターなどで商品を売るという行為は読者の脳内にある反対意見をすべて潰す行為であるわけです。

極論、買わないという反対意見をすべて潰すことができれば必ず売れます。

 

譲歩構文はセールスレターにも使うことで、読者が脳内で感じるであろう反論や反発を起こさずに自然な流れで事前に処理できるので、買わない理由をごくごく自然に潰していくこともできるんです。

 

 

とちょっと話がそれましたが、以上が1つ目の理由でした。

 

では、次の理由です。

 

理由2:書き手の懐の深さを感じて、共感を得られるから

理由2のほうが個人的には重要だと思います。

 

譲歩の表現があると「この書き手(発信者)はいろんな思想や考え方が存在していることをわかっている上で主張している」という認識が読者の中で生まれるんですよね。

 

例えば、上の例でもあった、

「確かに、会社員は安定していますし、起業したからといって全員が成功できるわけではありません。これは事実としてはあります。ただ、それでも、会社員なんて辞めて起業したほうがいいと私は思ってます。その理由は・・・」

とあれば、「この書き手は、会社員は安定していることや起業しても全員が成功できるわけではないことをわかった上で主張しているんだな」と読者に感じさせることができます。

 

 

つまり、この書き手は自分が言いたいことをただ一方的に主張するのではなく、反対意見や違う価値観が存在していることを前提として、その上で自分なりの解釈を伝えているということが読者に伝わります

 

そのため、「この人は自分のことを理解しようとしてくれている、自分の主張が唯一無二の絶対的なものだと言っているわけではない」と読者に潜在的にでも感じてもらえるので、結果的に書き手の懐の深さや人としての幅の広さを感じてもらえます。

 

 

もし、これを譲歩構文を使わないで「いいからとにかく起業すればいんだよ!!!俺の言うことが正しいんだよ!」なんて雰囲気で主張していても、こいつはいかにも融通が利かなさそうな人だとか頑固者だとかいうマイナスの印象を与えてしまいがち。

 

しかし、譲歩構文を使うことでマイナスな印象を与えずに、むしろ、書き手の懐の深さを感じさせることができ、書き手に対する共感も生まれます

 

なぜなら、この書き手は、読み手である自分のことをしっかりと受け止めて理解してくれた上で持論を展開しているので、自分の存在が認められていると風に感じられるからですね。

 

 

ただし、ポイントがあって、譲歩する視点や着眼点がズレていると共感も生みませんし、むしろ「何言ってんだ、こいつ」と呆れられてしまいます。

まぁそこのところは見込み客リサーチの量と質がものを言うのですが、その話をするとこの記事の本題からそれてしまい、とても1記事じゃ語りきれないのでここらで止めときます笑

 

 

というわけで、以上が2つ目の理由でした。

 

譲歩構文は最強ということだけは譲歩したくない

本日は「譲歩構文こそ、全情報発信者が会得するべき至高の構文である」というけっこうコアな内容の記事でした。

 

ライティングをしていない人にとってはなんのこっちゃという内容だったかもしれませんね^^;

 

あらためてですが、譲歩構文が最強である理由は、

  1. 読者の反論を事前に処理できるから
  2. 書き手の懐の深さを感じて、共感を得られるから

この2つでした。

 

 

・・・

 

 

とここまで伝えると、もしかするとお気づきになられたかもしれません。

 

 

そう・・・

 

 

 

「譲歩構文は最強!という主張ばかりでお前はぜんぜん譲歩してないじゃん!」

 

と思われたかもしれません笑

 

 

そうです。

 

譲歩構文そのものは、譲歩する必要もなく最強なのです。

 

 

これはもうそういうものだと思ってください。理屈じゃないってことは使えばわかるはずです。

 

 

絶対使ったほうがいいです。使わないとかありえないです。

 

とにかく使ってみればわかります。

 

こればかりは使ってみない限りは、その真価がわかりません。

 

 

 

というわけで、ぜひとも機会があれば譲歩構文を使うように意識してみてください。

 

必ず読者の反応が変わるはずです。

 

 

では、最後はかなり強引に締めましたが、本日は以上です!

 

あなたも譲歩マスターになって、ライティング力を爆上げしていきましょう。